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二世帯の改修

2015年/ 大阪市 戸建リノベーション

完全分離型の二世帯住宅の改修です。

建築概要

種類/ 1、2階のスケルトンリフォーム
間取り、水廻り、断熱材、設備等すべてやり変え

延床面積/ 127㎡(38坪)
構造/ 既存建物鉄骨3階建
施工/ 株式会社宏聞建設
写真/ 笹倉洋平

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建築当初の二世帯住宅から住む家族の構成が変わり、建物内の面積配分や使い勝手を見直す機会となりました。

既存の柱を残しながら、ゆったりしたLDKとワークスペースを中心に、現在の暮らしに合わせ収納スペースを充実させました。
建物はほとんど断熱材が入っていなかったため、暑さ寒さが厳しかったようです。
断熱材吹付け(ウレタンフォーム)、床暖房の導入、LOW-Eガラスへの取り替えを行いました。

玄関に入って、大型のシューズクロークを共有してから世帯が分かれています。
1階は親世帯。2・3階は子世帯のエリアとしました。

n-2<親世帯>
改修前は一番日当りの良い場所に大きな和室がありました。
来客には良い場所でしたが、椅子座の生活のでは頻繁には使われていなかったようです。
床の間、飾り棚は思い入れもある良い設えなので、保存・一部補修しながらリビングと一体で使えるようにしました。

本・書類がたくさんあるので、書斎スペースも広々とっています。
寝室の近くにトイレ・洗面脱衣・洗濯・クローゼットを配置し、コンパクトな動線にしました。 n-3n-4

 

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<子世帯>
複数の家族が集まる事を想定し、広々としたリビングにしました。

ステンレスのアイランドキッチンに、羽目板を使った造り付けの飾り棚を組み合わせ、家電や冷蔵庫置き場を確保しています。部屋から見えない位置にパントリーも設置しています。

1面の壁に珪藻土を塗り、広い壁面も柔らかい表情になりました。

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