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バードハウス 緑に囲まれた二世帯住宅

2019年/ 堺市 新築二世帯住宅

緑の多い住宅地の一角に建つ、完全分離型の2世帯住宅です。
お互いほどよい距離感を持ちつつ、「緑に囲まれ暮らす」ことが出来る配置を計画しました。

屋根のある建築作品コンテスト2019 U-40優秀賞

建築概要

種類/ 新築二世帯住宅
敷地面積/ 430㎡(130坪)
延床面積/ 190㎡(57坪)
構造/ 木造2階建
施工/ 宏聞建設工業株式会社
カーテン/ fabricscape
植栽造園/ 立花
写真/ 小川重雄

外観

緑の多い住宅地の一角に建つ、完全分離型の2世帯住宅です。
お互いほどよい距離感を持ちつつ、「緑に囲まれ暮らす」ことが出来る配置を計画しました。
平屋の親世帯と2階建ての子世帯が、ウッドデッキのアプローチを通じて繋がります。

鳥瞰

共有の玄関アプローチ。
世帯が向き合う壁面はレッドシダーの板張りとし、四季の花が咲く中庭を囲んでいます。
深い軒下は玄関先の子供の遊び場にもなっています。

アプローチ

芝生庭

街路樹が借景となっている芝生の共有庭には、それぞれの世帯のウッドデッキスペースがあります。

玄関

子世帯の玄関。
コンパクトな玄関には、木製の収納を造り付け必要な物をしまえる場所を確保しています。

リビング

親世帯側を見る

LDKや玄関から、アプローチのウッドデッキへ出やすい掃き出し窓をとっています。
無垢の床材が連続し、ふらっと外へ出たくなる庭を目指しました。
親世帯の窓とはお互い正面に向かないよう、高さを変えています。

キッチン

ダイニング

部屋の中央に造作のステンレス天板のカウンターキッチンがあります。
横長に連続する窓からは外の緑が広がって見えます。

吹き抜け廊下

家事動線となる廊下の上部は吹き抜けになっています。
明るさを採ると同時に、2階にいる家族の気配を感じます。

ドレープカーテン

階段を上がった先にある三角窓には、ドレープのカーテンを下げています。
斜めに引き上げられた生地の柔らかい形は、急勾配の天井を穏やかに見せてくれます。

畳書斎

フチなし畳を敷いたフリースペース。
カウンターの下は一部掘込になっているので、書斎としても使うことができます。

寝室

個室。
2階は勾配天井によりメリハリのある室内空間になっています。

個室廊下

個室へ続く廊下。
敷地境界に沿って、屋根の一面は捻った形にしました。

アスファルト屋根

 

親世帯のウッドデッキ。
大きな軒下を持ち、そのまま中庭・子世帯へ繋がります。

ウッドデッキ

リビング

緩やかな板張り天井を持つLDK。
ハイサイドライト窓からは緑と空がだけが見えます。

アトリエ

リビングに隣接するアトリエ。
精巧なバードカービング作品に誘われ、庭に小鳥たちがやって来ます。
家の中にも、作品の小鳥がとまる場所を作っています。

雪見障子

雪見障子のある和室。
建具より上部の間仕切りは透明ガラスを嵌め、天井がひと続きに見えるようにしています。
風通し良く移動しやすい、引き戸を使ったウォークスルーの間取りとしています。

ウォークスルー

トップライト

廊下の格子付きのトップライト。
壁は調湿性能などを備えた天然素材ボードを貼り、コーナー部分は木材で縁取っています。

裏玄関

親世帯の勝手口として、実際の生活ではメイン入り口としての裏玄関。
家の中のほとんどの日用品が管理出来る収納スペースがあります。

中庭

夕景。
それぞれの灯りが少しずつ漏れることで、お互い安心しながら暮らせる二世帯住宅です。

デッキテラス

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